佐藤優「国家の罠〜外務省のラスプーチンと呼ばれて」

移動中など合間合間に時間を見つけ、ようやく読了。1か月ぐらいか。長かったなぁ。

一般には知られざる外交の世界。その中のプレイヤーについて、単なる行動の記録ではなく、何のために、どのように考えて、その行動に至ったかまで踏み込んだ内容となっている。よって、おもしろくはあるのだが。一方でふーん、という感想しかないのも正直なところ。

裁判中だからだろう、「全てにおいて自分に間違いはない」というスタンスで書かれており、それが私には興ざめする原因であったように思う。ま、だとしても力作なのは確か。お薦め。


国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)