2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

池内恵「現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義」

高木徹「ドキュメント 戦争広告代理店」での解説が素晴らしかったので読んでみた*1。正直期待外れ。ストンと腹に落ちてこない。いろいろ書いてあるし、社会思想の流れも整理されてるが、「それが正しいかどうかは別として」と言いたくなるところがミソ。現代…

トレードオフを念頭に置いた言説を〜橋本府政をめぐる反応

例によってやれやれ感しかないのだが。橋本府政へのメディアや関係者の発言。最低限トレードオフを意識して発言してくれよ。削減が府民へ負担を強いるってどういうこと?削減することで府民の債務負担減るんじゃないの?支出をするっていうのは(特に将来の…

映画「YASUKUNI」をめぐる騒動は有効に活用すべき

今回の、映画「YASUKUNI」をめぐる騒動の結果、靖国問題、南京事件等への関心が再び広く一般に喚起される可能性がある。この関心が、映画の中身の検証などを通じたより正確な歴史認識へ、そして騒動をめぐる各人の言説の検証を通じたメディア・リテラシーの…

山形浩生「要するに」

「山形道場」をはじめ、いろんなところに書かれた社会、経済ネタが主な雑文集の第2弾。 「要するに」っていうタイトルが1番、まえがきが2番で、あとはどんぐりの背比べってところだろうか。要するに (河出文庫)作者: 山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新…

BRUTUS (ブルータス)−日本経済入門 2008年 4/15号

BRUTUS (ブルータス) 2008年 4/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/04/01メディア: 雑誌 クリック: 16回この商品を含むブログ (17件) を見る 山形さんのコメントに同意、なわけですが。。。 http://cruel.org/other/rumors2008_1.html#…

高木徹「ドキュメント 戦争広告代理店」

お薦め。いち広告代理店が、一国を崩壊に追いやることが現実に可能なこと、そしてそれがあまりにもドラマチック(劇場的)に行われることに驚きっぱなしで読み進めた。しかし、一方でおそらくこういうものなのだろうと、妙に?納得してしまうものでもある。P…

村上龍「日本経済に関する7年間の疑問」

彼のメールマガジンJMMの月曜版に、1999年3月15日から2006年10月16日まで、7年半の間に掲載されたエッセイをまとめたもの。日本経済に関する7年間の疑問 (生活人新書)作者: 村上龍出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/11メディア: 新書 クリック:…