高木徹「ドキュメント 戦争広告代理店」

お薦め。

いち広告代理店が、一国を崩壊に追いやることが現実に可能なこと、そしてそれがあまりにもドラマチック(劇場的)に行われることに驚きっぱなしで読み進めた。しかし、一方でおそらくこういうものなのだろうと、妙に?納得してしまうものでもある。PR活動の是非はともかくとして、こういう世界があることを知っておくべきなのだろう。

文庫版の池内恵さんの解説と同意見。読むか迷っている人は、この解説に引っ掛かるかどうかを試すのが良いかと。